私の夫が歯の矯正をしました。
目的は、子供の頃から顎関節症で、大阪で歯周病治療をするにはその影響なのか腰痛もひどく、歯の矯正を歯並びがきれいになったからといって、顎関節症がピタッと治るわけではないことはわかっていましたが、少しでも改善の1歩になればとスタートしました。
夫の噛み合わせは顎関節症が原因しているのか、昔行ったヤブ歯医者が顎関節症で「奥歯があたってしまうから噛み締めてしまうのが良くない」ということで、奥歯を安易に削ってしまったことが原因なのか、左奥歯同士が全く合わさらず、右奥でしか噛まなくなってしまいました。
やはり歯の噛み合わせというのは大事で長年右奥でしか噛めていなかった顎が歪んでしまっていました。
体にも影響は出ているんだと思います。
歯の矯正は金額も安くはないので倹約家の夫は一念発起してスタートしました。
60万くらいをまず払い、治療に行くたびに5000円程度かかりましたので、トータル80万くらいかかりました。
治療スタートして半年くらいは銀の針金のような器具を上下につけました。
とても歯磨きが大変そうだったのと、歯を動かしているので痛みがあることもありました。
食べると歯を磨かなくてはならないので、完食が減ったことと、歯が動いていて硬いものが食べられないことで、体重が減ってしまいました。矯正が終わる頃には6kgくらい落ちてしまっていました。
スタートから約半年後、針金の器具を付けているだけの矯正のあと、かなり小さな輪ゴムのようなものを部分的に自分で毎回装着するようになりました。
この作業が慣れるまではとても時間がかかりますし、手ではやりづらくピンセットを何種類か買って試してみたり夫婦で試行錯誤をして乗り切りました。
次はマウスピースのような「リテーナー」というものと一部裏で固定するようになりました。
リテーナーになってもこまめな歯磨きは必要ですし、リテーナーを洗浄する必要があるので、入れ歯洗浄液を使って1日1回つけ置き洗いしていました。最初はおじいちゃんの入れ歯を思い出してしまい、こちらがビックリしました…
リテーナーを装着して、約一年。
そろそろ取れるかなぁ期待してと歯医者に行くと、歯は動きやすいのでまだリテーナーはつけていた方が良いということでした。
結局、矯正器具は取れても歯が矯正した状態を維持するためにリテーナーは一日中ではないにしてもリテーナー生活はずっと続くのかもしれません。
夫も矯正スタートしてから2年9ヶ月。
まだリテーナー生活ですが、そろそろ夜寝る時だけになるかなと次の診察を期待しています。
噛み合わせですが、左でも噛めるようになりました。
目的の腰痛を良くするスタートラインに立ちましたので、夫は筋トレや腰痛対策に励んでいます。
歯の矯正は根気が必要だと隣で見ていて思いました。