20代半ば川崎市の小顔エステに通っていたある朝、突然口が開かなくなりました。別に痛いとかではないのですが、どんなに頑張ってもほんの少ししか開かないのです。もちろん普通の食事はとれないのでヨーグルトなどの流動食を食べました。多少違和感はありましたが、普段通り出勤し、終業してから掛かり付けの豊中市内の歯医者に行きました。
その頃には耳の下が痛くて、頭痛も出てきました。診察の結果、顎関節症と診断されました。実際には、口は1.8センチしか開いていませんでした。
まず、夜間のみマウスピースを着けました。口が開かないのに歯形を取られるのは本当に辛かったです。多分型を押し付けられている時はヨダレまみれで泣いていたと思います。マウスピースを着けたままで寝るのも、どうにも口の中が気持ち悪くて、慣れるまでは睡眠不足になってしまいました。
マウスピースの効果が出て、だんだん口が開くようになると、歯を削って噛み合わせの調整をしました。歯医者には4ヶ月もの間、毎週通っていました。私は虫歯になったことがなかったので、いわゆる歯医者の怖さなどには疎かったのですが、この時の歯医者通いで、歯を削られる恐ろしさが身に染み込みました。
顎をガクガク言わせる癖がある人は、絶対に止めたほうが良いです。顎関節症は癖になるので、一度なるとその後も軟骨がズレやすくなります。痛いし生活が不便になります。